幸せな日/清水勇介
 
幸せな日があった。
それはどこにいったのか
誰にもわからないけれど
幸せな日があった。

やさしい風と流されて
恋を恋とも気づかずに
二人して夜を歩いたよ
僕らただ夜だけを歩いたよ

色の無い道に
言葉は鮮やかで
ほら、冷たくて温い

幸せな日があった。
遠い、遠い夜に
幸せな日があった。

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