意識/真紅
自転車のライトが少し前まで壊れていた
まぁいいやとそのままに夜道も走っていた
少し前に後輪がパンクした
たぶん空気をきちんと入れなかったせいだ
自転車屋に持っていきパンクを直してもらった
ついでにライトも直してもらった
関係ないがランニングをはじめた
夕方に自転車で近くの公園まで行って
そこのランニングコースを走る
走っているうちにだんだんと夜になっていく
後ろから追い抜いていくすごい速いおっさんの
必死の形相も暗くてよく見えない、見たくない
四キロ走って終了
自転車に乗り、ライトを点けて帰る
そこで思った
よくこんな夜道をライト点けないで走ってたな、と
というかよく走れていたな、と
今じゃ夜道はライトを点けないと絶対走れないと感じる
対向車が自分を認識してくれている安心感
おまわりさん不灯火ごめんなさい
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