岐阜から大垣、伊吹山へ(歴史を歩いて)/寺岡純広
1 岐阜
(斎藤道三、織田信長ゆかりの岐阜城を訪れて)
難攻の城四度落ちなお聳え
信長の天下布武へと岐阜起こり
絶景の天守に治む濃尾かな
2 大垣
(石田三成など西軍の大垣城から関ヶ原への行軍で)
大垣の秋雨冷えて関ヶ原
(松尾芭蕉が『奥の細道』を大垣で終えて)
大垣に細道終えて偉業成り
(大垣のあちこちに名水が湧き、老舗の和菓子店を数多くみて)
大垣の名水滲みて老舗菓子
3 伊吹山
(壬申の乱、保元平治の乱、関ヶ原の戦いなど数多くの戦いに接して)
伊吹山、落人隠し舞台裏
伊吹山、栄枯盛衰一望し
(古来、伊吹山が和歌の枕詞となったことから)
伊吹山、和歌詠む人に変化見せ
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