猫と折れた傘から始まった試み 〜武甲書店におけるワークショップ〜/白糸雅樹
私がかけることばは
いつでも朝
いつかきっと返してくれる
ことばを待っているから
いつまでもいつまでも
おはよう と
発しつづける
さわやかな朝になりたい
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(5) (4)を白糸雅樹が翻訳
おはよう
わたしはさわやかな朝そのものになりたい
いつまでも曇天の下にいて
ずぶぬれになっているような人に
この朝をあげたい
おはよう
わたしは言う
おはよう
くりかえし、毎日
答えがなくても
おはよう
いつかは言葉が返ってくるだろう
おはよう、と
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