超一流の鍼灸師/北大路京介
 
A こんにちは Aです
B Bです。
A よろしくお願いします
B お願いします
A 突然ですが、夢があるんですよ
B 夢って、なんやのん?
A うちな 超一流の鍼灸師になりたいねん!
B どんな世界でも一流の中の一流になるって難しいことやで
A もう すっごいレベルになるねん!
B すっごいって、どれくらい?
A ちょっと 私、これから その超一流の先生やるから、あんた患者さんやって

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A 今日は、どうされました?
B 肩が上がらないんですよ
A どれぐらい上がらないんですか?
B ほとんど上がりません(重そうな肩)
A あぁ ホン
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