映画日記、ただし日付はてきとう2/渡邉建志
 
アウトと比例してだんだん強く。お勧め。

2005/8/17 ロベール・ブレッソン「バルタザール どこへ行く」
ナンジャコリャァ!と何回か思った。僕にとって、衝撃が何回か走ったのは、ブレッソン映画としては珍しい。ラストとか。あとは、淡々としてるのととんでもないのとで、僕には理解ができない。
いやあ、人間って嫌だよねえ。ロバが主人公なのに決してかわいい映画ではなく、相変わらずブレッソン的にみんな不幸である。ロバのバルタザールはしばかれどおしである。味方のアンヌ・ビアゼムスキーも、バルタザールをいじめる悪党にめろめろである。この悪党と言うのが、どうしようもなく悪党で、見ながら、死ねと思う。ただ
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