ショートレビュー・サンデー/露崎
に重たい。だからこそ、軽く人
が死ぬ、ばたばたと人が死ぬ。そんな映画を見ると、嬉しい。その感覚、その弱さ。
そして、それすらも認めてくれる存在がいる。
見事な配置だなぁとおもわずうなってしまう詩だった。あと、何気なく「〜〜死
んでいくのが嬉しかった」と表現しているけれど、わたしだったら「楽しかった」
という言葉を選んだとおもう。「嬉しかった」とするだけで、何かを確かめている
感じがしてさびしい。「夏の終わりに蝉が鳴かない」という1行なんかすばらしす
ぎる。隙のない鋭い詩だとおもう。
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