夏/こむ
 
夏は ただあつくあつくなって
空は ただあおくあおくなって

なんだか どこかへ行けそうな
あこがれだけが 駆り立てられて

体の どこか奥から
あおい水が 湧き出すようで

水面のきらめきは
いつか感じた予感を
いつまでも ゆらゆらと輝かせている
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