意識が飛ぶということはつまりそれだけの/
木屋 亞万
いた(髪が散乱している)
「本当は料理したことなくて」という(声が濡れている、ごめんなさい)
そんなこと薄々わかってはいたが(わからない訳がない)
まさかここまでひどいとは
アイカワナオは反省の意を込めて坊主にしたらしい
僕はアイカワナオの頭にキスをした
始めて坊主にした頭皮は思った以上に臭かった
僕はその夜ピンクに染まった舌を使い、何度も
何度も、何度も、キスをした(もちろん、二人全裸で)
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