たぶん、それを愛とは呼ばないだろうけど/涙(ルイ)
 
があふれて止まらなかった
貴方はあたしが泣き止むまで
ずっとずっと手を握っていてくれたね

貴方と二人 ベッドにもぐりこんで
冷え切った体を互いの体温で温めあいながら
深い深い眠りに堕ちた

二人同じ夢を見ることなんてできないし
きっと貴方の悲しみを あたしが背負うことなんてできないけれど
互いの求め合った淋しさだけは きっと真実だと思うから



いま あたしは死ぬほど生きていたいと思うよ
明るい未来も希望の光さえどこにあるのか
あたしにはわからないけれど
あたしにとっての希望 そこに貴方が生きていてくれること
だから貴方が生きている限りずっと
あたしもこの世界で生きていたい

どれだけ自分を責めまくったって
どれだけ他人のせいにしてみたって
そこにある自分自身はなにも変わらない

だったらこの際もう居直って
これが自分ですこれで31年と11ヶ月9日生きてきたんだよ
なんか文句ありますかって
そうやってそうやって
貴方の体温を探しながら



そうやって 
そうやって

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