ある女生徒の独白/さえ
 
的外れな評価を投げつけられるのは構わない
だって何も知らないもの君

そうやって逃げてきた
誰も知らないって予防線張っといて
そうしておけば
期待されることもないし
誰かに勝手に嫉妬されることもない

けれどまた別の問題がでてきた
大した能力も無いくせに
声がでかいだけの奴がはやされて
大した知識もないくせに
通ぶっている奴が現れて
そいつと互角にしか見えないのに
そいつを馬鹿にするやつも現れて
どうしようもない低レベルな争い

大した能力もないくせに
大した能力がないやつほど
声を張り上げ騒ぎだす

見苦しくってたまらなかった
そんな奴らを笑って流して
愚かな奴だと見下して
こんな低レベルな奴とは
距離をとろうと心を決めて
かといって自分より高レベルな人には
申し訳なくって近づけなかった
他人を見下しまくった高校生活
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