スペイン #3/《81》柴田望
 
《《《きみとすれ違うたびまるで手の届かないものに手を伸ばしている感じだ》》》

現代の水道の蛇口が、すこしくらいは視神経のベッドから

水の三重点の養分
水の三態 は火の夢がおろした
氷のやうに足を斜視ですずろぐ
浴室の細胞内の物質代謝の媒体に急ぐことはない
砂漠の生存スルハズはハミングしている

根拠の一つ
猿の
鮮明な視覚に重すぎた噴きこぼれる
それが重要な要素の
春のわたしは華麗なの
化学反応の場とおくから水素と酸素を電気火花のナンキョクオキアミが怖れる

穹窿にきざはしの天使となってのも
床暖房装置、かき氷、かち割りと
水筒も新しい
昆虫の眼に泊に耳
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