別れ #3/《81》柴田望
 
の三重点は撓み
水中毒の
こんなよるが
透明な
伽羅

春にかたくなな吹いている
扉ののどかさ蜥蜴の深くなる
外は尼僧の恋文をよそ見をする
その一瞬をその価値の
物質のもうひとりを飲み干し

タイヤ
多くの発達した動物を時間たち
うずまき模様が陽あたりのいゝ横たはつた
水(氷)の研究史(近代以降の主要なもの)の凍れる
かけてやる

香液の気象学や海洋学の完全な未来のは
水分喪失量を電気陰性度の違いが光る
戦士の貪欲にものになる
セルシウス度の「モーゼ効果」は角膜を誘導する

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