病〜やまい〜/caleha
 





「何度も言ってたんだよ」


泣き出しそうな声
嘘など微塵もない
君の綺麗なことば…




いつも足りてない


不器用な僕の声
届くことなく消え
響くことなく消え…




もどかしい空間を
ざくざく刻んでいく秒針
次の言葉が悲しみ誘うことなど知らないで




きみはいう





ぼくはまた







愛など咲かぬ花に うっかり微笑んでしまっていた
雨の降らない空に さみしさ覚えてしまっていた




またタイミング知らない病が
足元から 僕を 
覆い尽くそうとしている


まだグラグラに揺れている頭は
平然と 僕を 
取り戻せなくさせてる
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