移ろうということ/
清水勇介
どんな顔だろう
どんな顔だったろう
帰り道の枯草色の
二人で飲んだ温かいミルクティー
後ろ姿が、秋に沈んでいく
わさわさわさ・・・
籾殻の空気に包まれていたのに
思い出、したたり落ちて
君の顔はもう見えなくなった
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