俺の満員電車/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
うダメか。
観念した俺は、そのまま気を失った。
気がつくと、俺は病院にいた。
看護師に聞いてみると、どうやら俺は女性客の通報で運ばれてきたようだった。
ふとジャージを見ると股間がすっかりガビガビになっていた。
ここに来るまで大勢の人に見られたのかと思うと、とても恥ずかしかった。
幸い軽いケガだけだったので、簡単な検査をするとそのまま家に帰る事にした。
手持ちの金は病院代で消えてしまい、しかも足りなかったので、後で残額を払わなければならなくなった。
何故かこれが一番ショックだった。
「やれやれ、変な事を考えるんじゃなかったな……」
つぶやくと、病院を出た。
ガビガビになったジャージが股間に当たる。
ガサガサした感触が、うまい感じでこすれる。
また気持ちよくなりそうになった。
どうしたものか。
俺は歩こうにも歩けず、しばし固まった。
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