キャンドルナイト/
夏川ゆう
二人だけで過ごしたい
キャンドルナイト
夏至の少し長い夜は
甘い匂いが仄かに漂う
キャンドルの炎が
部屋の雰囲気を変えて
普段なら想いつかないような
会話に花が咲く
スローな夜は
燃え上がる愛を
ほんの少し休ませて
自由な心で語り合いたい
キャンドルナイトが
穏やかな時の流れを生み
心を揉み解してゆく
素直な気持ちだけが
淡い光になる
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