夏の海に抱かれるように/高槻 空
 
去りゆく時の影青く
君の背中に青深く

波の名残りを追いかけて
君は夏から逃げるだろう
この手に触れたカナシミで
私は砂をまとうだろう
まとった白い砂のごと
夏は離れることはない

乾くまで このてのひらが
乾くまで ただ乾くまで

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