絶望・・・この檻を脱け出したい目は、「目たりえない」とき/《81》柴田望
たどることがにがい吹いている
征服者を褐色の目以前の光受容器は弓となる
眠ってる間の表皮をできている
おとろえてゆくことの尼僧の恋文を
溶岩の結晶構造で作る
告発
無を節足動物
私をちいさなあたりまへだった
物質をガラスのように
あいさつなさい
形勢の少年からかくされた大気圧下のも
寝ようとするときを脱水症をまじりあって
「自論の欠点」が近く砂漠になるでしょう
原口背唇部に純粋の涙なく
耳朶の外側は角膜を柔らかな超え色素量を燐然と
すぐれた近視や乱視に大鏡のなかは私たちの充溢する
するとぬくぬくと風はベッドがゆられているとの近く花のは
複眼の画像に無限
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