迷路(十八)/
信天翁
お目にかかったのが
必然ではなかったでしょうか
公園の木洩れ日がほほえんでまぶしかった
あの日に
おわかれしたのが
偶然ではなかったでしょうか
ターミナルで約束の時刻をお互い勘違いした
あの日に
そうです 所詮
わたしたちの四次元のパノラマは
一幕の茶番劇ではなかったでしょうか
窓のない部屋でお互いが
自分勝手に狂喜乱舞していたような
そんなお粗末すぎた・・・・
(迷路に踏み入れた喜劇俳優を演じたりして)
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