コントロールD-1 (イアンとデビーに)/《81》柴田望
 
 しかないのだ 内部 が 泡 の 舞う 私            
すると 現時点 を へり とは 死体として生まれ               
小鍋 と 修道士 に  だから とき と 渡ろうとする            
ぬれた 帰還 に 脳に分化し                 
あらがいがたき 車 で 40歳程度 は ふもと を 泡 を            
飛ぶ 声                   
闇 が  オンディーヌ の 薔薇 の 夕暮れ に 遺書 の してきたこと に、 ネムル       
花 を 逃げてゆく  腐蝕しきった 神話から               
そのとき を はじまる                  
ぬれた 木 の 結膜炎 や 飲み込んで               
線上 に 叩く きりくち に 破局にむかって 眼球の球体を維持する                   

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