コントロールB-3 (イアンとデビーに捧ぐ)/《81》柴田望
 
   
振る                    
明るくない ぼく の 情緒過多                 
走る 残酷 の 空け開く                 
内部から 音律 の 調節している                 
                    
花 は 出会える                  
罪のない ひとり が 強膜(いわゆる「白目」(しろめ)の部分)                 
感触 は 消える                  
地下水脈 を 泊                  
                    
情報を興奮として                    
                    
わが 恒常的な 蔦 が ふたつ の               
凍れる 見えた 「乗せてください」 の 凍てつかせる                
たちまち 風 の 移動する                 

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