コントロールB-3 (イアンとデビーに捧ぐ)/《81》柴田望
 
        
聳え 眼鏡 垂れる  つづける                
数ある ひとり が 裂けてゆく 原口背唇部 と 息づいてゐる              
タイル は 私 あたためる                 
ぼく から あがるな                  

情事 の 探検者 の 顔 を ゐる              
遠い 目の障害 で                  
聞いたことはない                    
ミツバチの場合 で 「自論の欠点」 と 充溢する                
この 世界 が        
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