初春に/
あおば
とぬかす
手前はちっとは変わったつもりでいるようだ
愛児を夾んだ記念写真を撮ってやる
いちたすいちはに!
ちっとも笑わん
無表情な写真一枚撮れた
もう少し居れば良いのに
次があるからとかいって
すぐ帰って行った
実家に帰ってしばしの間
娘に戻るのだ
亭主は昔を思いだし
一人ほくそ笑むのだろう
だから
GS125はまだ直らない
「みゅう」Vol.132掲載作
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