モンパルナスC-8/《81》柴田望
 
    
猿 の それら の とき                
鳥 を 淡い うながす。                 
                    
浦町字橋本 を せり上る。 痛み は うつる               
眼精疲労 の 四散し、                  
外 の 徒歩 は 気化し、                
立ちあい 自意識 の ワ の 弓となる               
そして 波 から 見上げれば                 
                    
空 は 涙なく 敵 で ぬくぬくと 音律 が             
入り込んだ 君 に、 存在 の 小粒の 思う              
ただ一度だけ シート が 七人 が 降りてゆく。               
行方不明 の 現存 を 繰り返す はじまる 水              
あらがいがたき 金属コード の 痛み の えたいのしれぬ 決意 の 来たら           
戻る   Point(2)