モンパルナスC-7/《81》柴田望
 
と 狙ふ 荒野 の 照らし               
水 を 語らず                  
虹彩異色症  の 迷信 の 降りてゆく。                
つづける 額 の ひとり が 乗った               
そこでは 都市 が 堪えて                 
                    
おまへ と 粘ばつかせて 寝ようとするとき が 大きな 瞳 を             
急ぐことはない。 正午 を 空 を 音もなく 構成された              
勇敢な 瞳 を 太陽 の できている               
めまい の 時代もの に おちる 出会える 塩づけ              
金色に 挨拶 が 胸 は、 腐蝕しきった 泡 を ほろびる。            

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