ライク/あ、神への祈り/atsuchan69
 
幽かに残された血の色が、
うっすらと赤く滲んだ )))
香ばしく焼けた肉の塊りを
荒々しく丸ごと無造作に載せ、
じゃが芋と人参のグラッセで飾った
輝く、銀のオーバルトレー

猥(みだ)りに高い、
吹抜けの天井から鎖を垂らし
延々と吊るされた幾つものシャンデリア
その華やかな燭光に染まる、
――晩餐。

父とともに祈る
武器商人の家族らの
日ごとの糧であるブールを
清楚な指で引き裂き、
日毎の罪を
今日もお許しください

すべての咎を、
十字架の彼一人に背負わせ
どうか今夜も
私たちに心の安らぎがありますように


     ※


私たちは
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