モンパルナスB-3/《81》柴田望
 
た 世界 は タタカイながら               
乳母 と 果てた                  
とき が 世界の中心 も 噛み切ってゆく。                
消えていく 存在 に 征服者 は 走り               
あの 私 で 抑圧された                 
                    
位置から は 光る とき と 青い 伽羅 の             
気化し、 遺書 の 尻 を 小型 もたらす。              
甘い 「現在」 を 時代 の 吠え立てる               
砂漠 と 香液 の おちる 弓となる 野の果              
逆に 五色 が 純粋さ から 間もなく 青空 を 染み入る           
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