ひまわり/Etuji
 
あふれる光の流れを
掬う
祈りの手の形で

殺戮は今もつづいている
日ごと心が死ぬのに
たむけるのは
忘却なのだ

潮騒の音がきこえる

千もの傷に
ただ一つの愛

なつかしい手のぬくもりを思い出す

起き上がり
光に顔をむける
切実に

生きることをかけて。
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