ー自由に拘束された現代の叫び、アイ・ドント・ノウというバンドについてー/猫のひたい撫でるたま子
ー自由に拘束された現代の叫び、アイ・ドント・ノウというバンドについてー
ドキュメンタリー映画「マホウノセカイ」に登場したバンドは、「アイ・ドント・ノウ」といいます。彼らは、最新型、踊れる「鬱」ロックという売り文句で、ギターボーカル、ベース、ドラムのスリーピースで活動しています。
ロック音楽とは一般的に社会やモラルに反発する様な、心を揺さぶる音楽と認識されていると思います。「鬱ロック」と聞くとまるで彼らが鬱病であるかの様ですが、現代にはびこる「鬱」の感情を払拭するような疾走感のある音楽です。
彼らは音楽事務所に入っているわけではなく、別に仕事を持ちながらも新宿を中心とするラ
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