二つの記憶/caleha
 
まぶたを ぎゅって つむった



だいじょうぶ
その距離を縮めようとして
おどけて 何度もキレイだと誉めた
記憶に残っている素顔のきみは
まだ いまでも真っすぐに語りかけてくれるから






あのとき しそびれたへんじと
あのとき だせなかったこたえ

きもちのなかで 眠ってくれたなら
もうすこし らくになれるのかなぁ


雨はいつだったか
白くなって



しずしず…



しずしず…

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