穢れなき瞳に映す/AKiHiCo
 
真っ白な満月が支配する夜
皇子の脳に細工をして
記憶を書き換えた
叶う筈のない思いは
かくして報われる事となった
嗚呼、罪でしょうか、

踊る踊る太陽の光の環
歓喜に震える鳥たちの囀り
木陰の許で笑みを交わす
風が皇子の髪をそっと撫でて
祝福の木葉を絡ませた
知らなければこのままずっと
僕たちは二人で生きて
ゆけるのに、

memory was a complete fabrication
but, I still was happy
why, yes......
ah, prince
because he is by the side

身分違いであっ
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