今日も気づいてしまいました/ススメ
 
もった人達を
神かその化身かと崇めることで、自分が浸かっている水たまりに神々の空を映し泳いで逃げてしまうのです。
けど、若い頃はそんなことはありませんでした。この大馬鹿達もまだ可愛い頃でしたし、何より
私自身が一番の大馬鹿だったからです。焦ることを知らないと、ゆっくりと褪せてしまうことをまだ知らなかったのです。
好きだった本達はもちろん教科書にすらそのことの伏線は張り巡らせれていたのに、成長するにつれ
徐々に増えていく苛つきに流され、しまいにはその苛つきすら言い訳にして、焦ることをやめてしまったのです。
そのことを忘れていたことに今日も気づいてしまいました。
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