途方に/ヒロシ
 
僕はいつも
詩を書こうとするたび

伝えたかったはずの想いを
掴みきれず

途方に暮れる

まるでそれは
風に流れる雲のようで

見つけて
絵に書こうと思った次の瞬間には
もう違う形に崩れてしまって

そこには
気流の流れる
空があるだけ


もはや
言葉も風と共に

消えたのだろう
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