そんな週末の黄昏に/
ウデラコウ
澄んだものなんて 全部消えてしまった
今となっては 苦笑うだけで精一杯で
今更願いなんて ないのだけど
あの頃の 素直な気持ちで願ったら
ねぇ 戻っておいでよ
君の心
穢したあたしが言うのも なんだけど
戻っておいでよ
君が 一人じゃいられないのなんて
あたしが一番良く知ってるんだから
戻っておいで・・・
って 今にも漆黒に溶けてしまいそうな雲を見つめて
静かに願った
週末の黄昏に
最初から あたしなんて からっぽなのよ
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