カイト/
モリマサ公
理想は鳥
極彩色の花
落ちない泥
声とはモザイクかかった顔のようなもので
空腹という覚醒がすでに
降り始めた雨の色で
襲いかかる憎しみ
終わったリバー
覗き込むブルーのハートで
第三の目を細め眺める水平線
がんじがらめな気持ちが腐敗
時間は眠らない
生きている奇跡
罪のないピースを拾い集めて
四角いグレーの空に皮膚がひろがり
レンタカーでコンテナーに行き着く荷物
糸の切れたカイトみたいに今が浮かんでる
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