東京ディズニーランドへようこそ/青木龍一郎
しい世界に重ね合わせることができる。
きっと、ウォルトがそうできるように作った。
楽しい人生の象徴。
くそったれな人生の象徴。
人はそれぞれのディズニーワールドを妄想することができる。
僕は半年前「病室で笑ったミッキーマウス」という詩集を完成させた。
そして、それは僕に詩を書く大きな意味を与えてくれた。
ウォルトには感謝している。
ウォルトはまず、だだっ広い土地に柵をたてた。
やがて、そこに一匹のねずみが入り込んできた。
そいつはやがて、アヒル、黄色い犬、はたまたガールフレンドもそこに連れ込んだ。
そして、みんなが永遠に笑っていられるように願った。
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