ガラガラ/aidanico
僕は呑気な波紋
波間に揺れてゆらゆら
賢者は嘘吐きの石
谷間を抜けてごろごろ
平行線は交わらない様に出来てる
僕らの中は交わるように出来てる
喋らなくても解かる様に出来てる
そう思い込む事が普通になってる
君は大きな津波
波打ち際にざわざわ
雷は走るのが好き
空突き抜けてごろごろ
リニアカーは反発で動いてる
僕らの外は反動で動いてる
気取らなくてはいけないと思ってる
それでなくては通らないと思ってる
立たされて気付けば後ろ前
見てみたいね気丈なオトコマエ
見抜かれる築いた建て前
嵌まっては抜けない足枷
僕は大きな波紋
波間を揺らしぶらぶら
財布は湿気たままだが
体委されてぐらぐら
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