カリカチュア・『シンメトリカルアトラス』/しろう
 
り刻んでは
再び
蒲鉾のような
消しゴムにする

星の端っこで生まれ
星の中心に向かう
エレベーターの中では
目眩を覚えずには
いられないから
すべての階の
ボタンを
押す

僕は
どんな罪に
見つめられても
僕が
罪を告白する
必要はない

いつも
映し出される
姿見に
あかあかと
胸の
ひまわりが
さらけ出される
から

ハロー
セイ
ハロー

僕の
イミテーション





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