爪過去/
愛心
あたしは《死》と近くなった
冬は小刀を袖に隠した
一言でも
傷つくことを発されたら
刺すつもりでいた
中学になって
ましになって
それでも
恨みは消えなかった
大好きな友達もできた
そのかわり
あたしは《男子恐怖症》になった
同年代の男子とは
どうしても
嫌でも
一瞬でも
恐怖が駆け抜けた
特に固まって歩く彼らは・・・
体力をつけ
自分を守る術を知った
そして
今
あたしの指には
[
次のページ
]
[グループ]
戻る
編
削
Point
(2)