口角だけが笑ってる/
詩集ただよう
揺れてほつれた柔らかい糸
歩みは途絶えた
息絶えた骨は何処かへ
口角だけが笑ってる
螺旋
水溜まりの中心はもう見れない
温い体温と垂れたこうべ
矢は折れてもなお突き刺さる
一本であった糸
螺旋
ほどけた
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