1890円(税込)の文芸誌/キリギリ
 
いるビアンカに生殖とはもっとドメスティックな、
汁っぽい駆け引きの果てにお前自身の腹に植え付ける行為であると教え、
また古今東西の性書に記された様々なヴァリエーションを試み、旦那を
悦ばせる為のテクニックを身に付け一人前の娼婦にさせるまでを描く
連載小説の1話から3話までが載っている。まだ序盤ということもあり
開発はブロウジョブつまり手を使った射精に留まっているが、3話の
終わりには獣姦を匂わす会話もあり、やや性急に過ぎる気もするが
今後が楽しみである。

そしてファウストは終わる。他にもあったかもしれないが
あの厚みでは紙束という認識を越えることは難しいのだ。何か
文字が書いてあったようにも思えるが何故か、誰の手によるものかは
一切分からない。ともかくファウストは終わった。おめでとう。
おつかれさま。まだ読んでいない人も、この文章をファウストの
代替とし、読了したと認識、放言してもらって構わない。これは
その為の文章なのだから。おめでとう。浮いた1800円は何に使う?
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