1890円(税込)の文芸誌/キリギリ
佐藤友哉(三島賞作家、既婚)
である。まず彼の短編が2本。どちらも人が死ぬ。そして彼と同世代の、
キャラ立て御用聞き作家、西尾維新との対談があり、馬の骨による
評論が続く。特集1終わり。
続く特集2は北京オリンピックに便乗した芥川賞便乗企画「中国の
イケメン作家を讃えよ」である。中国はスゴい。なにせ人が多い。
年収1000万を越える人間が1億人以上いるんだ。だからネットで
反中を訴えている諸君はみっともないね。敵わないね。そんな中国で
今、若者に大人気のイケメン作家による「無数の飢えた亡霊が、手を
伸ばして物乞いしているみたい」な小説があり、エネルギーに満ちた
中国の若者は
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