朝 の、/
るか
いないにせよ
すべて
了っている、
にせよ ───
中央の
なまめかしい
傷跡を
散策する
ような
朝、
( 手紙を
したためます、
約束の手紙を、
一度きりの
私信を )
ふたり、
唇の血は
今朝も
くらく
滲んで
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