午後、水飲み場で/nm6
、
なんてばかげたことなんだろうという気がしてきます。
本当にそれでいいのか、と思います。」
どんな日々も空の向こうだ。みな記憶のようなしたり顔で、未来もイメージも些細な過去も。そこでただ風景しているものが、はるか前方か、はたまたはるか後方か。午後、水飲み場にフラッシュバックする誰かのいつか。すべてが少しずつずれて、知ったり知らなかったりしている。その模様は、ただそこでリピート。誰も話さないでひっそりと降り積もる時間に、ただ無心にクネクネする人間みたいな午後だ。
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