Heartful Communications/りゅうのあくび
 
と云える一つの
真実が映る鏡のような
耀く大地があるとすれば
それは魂の吹きすさぶ
聖なる山だろう

ふもとにある峠で
幻の深い森を迷い
ふと心を無くしたり
魂を忘れたりするとき
そっと人は恋を無くしたり
愛を忘れたりするのではないだろうか
遠い日の探しものみたいにして

生きるための
苦しさのなか
胸の痛さを覚え
熱さと火照りを感じて
楽しさの傍らで
誰かを呼びとめるように
澄み切った音を
いつも心のうちにして
それは人生の旅を続ける
魂のことだろう

日々の暮らしを
淡々といつものように
冷静に過ごしていても
でも心には
切ない揺らぎがあって
それを伝えてみたいという想いがある
きっとそれは幸せの
思いのことなんだろう
だからこの言葉を
貴方に残してみたいと思うんだ

[グループ]
戻る   Point(5)