雷姫/
セルフレーム
、雨と雷を落としてくれと願いました。
神様は、この子を寂しい思いにする者、傷つける者を消してきたのです。
雷を、男性へと落としました。
あの方は、泣きました。
泣き腫らした瞳はそのままに、大雨で氾濫した川に身を投げました。
神様は、哀れむ天道様に、一月顔を出すなと伝えました。
ちょうど、6月の初めの日でした。
梅雨の季節は、神様が雷姫の為に涙を流す季節なのです。
憂鬱に成るのは、神様も同じなのです。
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