こころ/
二瀬
1、2、 3、、、
その他
4.
振り返れば
私は知らなかった
交差点に座り込む前
私は私でないものの名前で
呼ばれ続けていた
「
心は虚飾だよ
私を照らしているのは
嘘だよ
嘘が輪郭を浮き彫りにして
私を守るんだ
」
交差点の端っこで
透明な体を抱えた君に
どちらさまですか
そう聞かれたから
未完成の悪夢です
そう答えたんだ
戻る
編
削
Point
(8)