やみつきキャベツ/
智哉
夜に一人でキャベツをかじるという行為について考えてみた
それはまるでコンビニの成人コーナーで立ち読みをするような矛盾と
その内容を部屋に帰ってから思い出して勃起してしまった情けなさと
その不満を不本意にも全て吐き出してしまった後に残る虚しさに似ている
なんてことを考えながら黙々とキャベツをかじっているのだが
行き着いたところは
例えばキミとキャベツをかじっていたなら
キャベツの減りはもっと早いんだろうということだけだ
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