あさい詩/Taka★Hajime
強かったはずの君が泣いた
顔も歪めず 小さな声で
囁く声に頷いて 伸ばした手を
静かに引いた
無口で根暗で引きこもり
ネガティブな風に負けていた
君はそっと横に来て
笑顔を僕にくれていた
次第にゆるむ僕の顔
気付けばいつも傍にいて
変わる自分を見つけてた
強かったはずの君が泣いた
安いちり紙 手渡して
何にも言えずに 落ちる雫を
静かに拭いた
なんでそんなに悲しいの?
なんで何も言わないの?
言えたはずの言葉さえ
今は怖くて言えなくて
傍にいるのも厳しくて
雫の数を数えてた
触れる事さえ大変で
感情移入もできなくて
赤い眼がいとおしい
ほんとは弱い君がいて
安いちり紙 手に持って
何も言わずに 落ちる雫を
静かに拭いた
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